(ﾟ∀ﾟ)o彡゜取り合えずヤットケ－rivival

3年近く放置しておいても残ってるアメブロに敬意を賞し敬礼！

とりあえずヤッテミッカ

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パンデミックLv５

「先生！また急患です！！」

慌しい声が響く
都内某所　救急病院
今月に入って運び込まれる患者が後を絶たない

くそっ・・・どうしてこんなことに！！

日野響　医師

彼の疲労はもはやピークを超えている・・・

「先生・・・お願いします！」

わかった

日野は患者を見てうんざりしたような顔を見せる・・・

またこの症状か・・

DQパンデミック
とでも呼ぶのだろうか・・・

何故水際で食い止められなかった！？

国内に解き放たれたウィルスは勢力を強めながら瞬く間に広がった

パンデミック・・・

日野が呟いた。

そもそも、今回は毒性が低くあまり危険視されていなかったんじゃなかったのか？
どうしてこんなになるまで・・・・

「先生!大変です！！、もうDSiがありません！！！」

くそっ！　なんだってこんなときに！
DS Liteで間に合わせろ！最悪の場合はDSでもかまわない！とにかく急げ！！

毒性が低い？？とんでもない！！
何故セーブが一つしか出来ないという特性を見抜けなかったんだ！！
一つしかないなら、プレイする人数分が必要になるだろ・・・・

前評判が悪かった？
DQウィルスに前評判なんて関係ないのは過去の実績から見ても明らかだ・・・
しかもいくら前評判が悪くても、実際は良作だなんてことは予見できただろう！

・・・・
・・・
・・
・

突然、眩暈がした・・・

「せ・・・・先生！？」

せんし・・・ぶどうか・・・まほうつかい・・・そうｒｙ

「先生！先生！！　しっかりしてください！！！」

うるさい！これから魔法戦士のクエストをクリアするんだ！！！

「・・・そんな・・先生まで・・・」

現場で戦ってきた日野に、ついに病魔の魔の手が襲い掛かったのだ

「院内・・・・感染・・・？」

看護士の呟きが聴こえた

隣で同僚が新色のDSiレッドを開いている

もはや手遅れだった・・・

今宵も、マルチプレイの宴が始まる

ドラクエパンデミック

悪評も口コミも巻き込み、全てを飲み込み
人々を騒乱と混沌の世界へ陥れるモノは
世界最小のウィルスだった・・・

午後のニュースです

「今日未明、また行方不明者が出てしまいました・・・」

キャスターが神妙な面持ちでニュースの記事を読み上げる

「これで行方不明者は今月だけで13人になります」
「果たして何処へ消えてしまったのか・・・」

重たい雰囲気のBGMが逆に胡散臭さを演出している
スタジオにはある種オカルト染みた空気が流れている

「犯罪心理に詳しい専門家のお話を聞いてみましょう」

画面は切り替わり、どこかの大学の研究室らしい部屋が映りこむ

「この度の事件はですね、実に不可解でですね・・・・」

自称専門家が何かを話している
まったく・・・こいつらは何の専門家だって言うんだ

「一説には、集団拉致という・・・・」
「消失者の足取りを点で示すとですね・・・・」
「今回の失踪は、ネットの出会い系で知り合った男女の集団失踪という・・・・」

どのチャンネルを回しても、この事件の話ばかりだ

昼下がりのテレビ番組なんてこんなもんか

皆刺激を求めてる

日常に退屈してるんだ

揃いも揃ってある事ない事ベラベラベラベラと

くだらねぇ・・・

時報が鳴り、ニュースが終了する

すぐにドラマの再放送だとか、下世話なワイドショーが始まる

オレはリモコンでテレビの電源を切った

くだらねぇ

もう一度悪態をついて
薄暗い部屋に戻る

電子音と、プラスチックを叩く音がやけに響く

彼は見ていなかった

電源の切れたテレビの黒い画面の中に

招かれざる客が居たことに・・・

彼女の日常

宮城早苗

ごく普通の女子高生　17歳

いつもと同じように学校へ行って
いつもと同じように勉強して
いつもと同じように家に帰る

なんの変哲もない日常だ

しかし・・・最近変わったことが多い

友達の有希が消えた
私と同じ普通の子だったのに・・

ある日突然いなくなった。

気づいたのは居なくなって3日後くらい・・・だったかな
学校に来てなかったのは知ってたけど
風邪とかかなって思ってた・・・

3日してから、ようやく無断欠席だと判明したんだった

それから既に2週間
家族も捜索願を出しているけど見つからないらしい。

ケーサツに色々聞かれたっけ

居なくなる前に何か不信な行動はなかったか
とか
交友関係とか
（多分、恋人とか・・・？それとも援助交際とか？？？）

そんなことを聞かれた。

聞かれてわかったんだけど
あたし、有希の事実は全然わかってなかったんだなぁって・・・

電話は出ないのに、メールはなぜか送信できるのはなんでだろう・・・
有希？何処にいるの？

そういえば・・・バイト先の先輩も居なくなったんだっけ。。。
大学生の実山さん。

突然バイトを辞めたと思ったら、そのまま行方知らずらしい。
ちょっとかっこいい人だった・・・かな？
優しい先輩だった、確か一人暮らしなんだよね。

自分の知り合いが二人も行方不明だなんてあり得る？

何か起きてるのかな・・・・

普通の女子高生だよ？
あまりにも非現実すぎて、全然実感がわかない・・・

もしかして、あたしも消えちゃうの？？

最近夜が怖い。

深夜ケータイが一瞬だけ鳴るときがあるの。

でも、番号も何も表示されない・・・
気のせいだと思うけど。。

明日も学校か・・・・

AM1:32

そろそろ寝よう。

電気が消えた部屋
女子高生の部屋にしては少し殺風景だ
窓際においてあるくまのぬいぐるみが妙なアクセントになっている。

AM2:02

カーテンが一瞬だけゆれた

ケータイが光る

・・・・
・・・
・・
・

翌日

早苗はいつもと同じ時間に起きて
いつもと同じように学校へ行き
いつもと同じように勉強して
いつもと同じように帰った

今日もいつもと同じだ。

友達がまた一人消えた以外は・・・・ね

【DVDレビュー】ファイナルファンタジー７アドベントチルドレン

「それは剣というにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに鉄塊だった。」

あまりにも巨大な剣を携えた剣士は
その目で何を見るのだろうか

過去の記憶を取り戻し
過去の記憶に縛られ
過去の記憶と戦う剣士

人は彼をこう呼ぶ

「元ソルジャー（ベルセルク）」と・・・・